2026年第2回全統共通テスト模試(マーク模試)の点数と偏差値の対応を、13科目別にまとめました。第1回との比較に加え、10月24日のセミナーで説明した科目別の難易度、成績が伸びた事例、模試後の復習の考え方を整理します。
今回の英語リーディングは、100点満点でも偏差値68.6でした。一方、物理は69点で偏差値65です。同じ点数でも科目によって意味が違うため、一律に「90点を取る」「前回より点数を上げる」と考えると、必要な勉強を間違えてしまいます。
2026第2回全統共通テスト模試の
点数と偏差値一覧
英語リーディング
偏差値70 100点満点でも到達不可/100点で偏差値68.6
偏差値65 92点
偏差値60 80点
偏差値55 69点
偏差値50 57点
英語リスニング
偏差値70 95点
偏差値65 85点
偏差値60 75点
偏差値55 66点
偏差値50 56点
数1A
偏差値70 80点
偏差値65 71点
偏差値60 63点
偏差値55 55点
偏差値50 47点
数2BC
偏差値70 88点
偏差値65 78点
偏差値60 68点
偏差値55 58点
偏差値50 48点
化学
偏差値70 83点
偏差値65 74点
偏差値60 65点
偏差値55 56点
偏差値50 46点
物理
偏差値70 78点
偏差値65 69点
偏差値60 60点
偏差値55 51点
偏差値50 41点
生物
偏差値70 84点
偏差値65 75点
偏差値60 66点
偏差値55 56点
偏差値50 47点
国語(200点満点)
偏差値70 177点
偏差値65 161点
偏差値60 145点
偏差値55 129点
偏差値50 112点
日本史
偏差値70 78点
偏差値65 70点
偏差値60 62点
偏差値55 55点
偏差値50 47点
地理
偏差値70 77点
偏差値65 69点
偏差値60 62点
偏差値55 55点
偏差値50 47点
倫理
偏差値70 76点
偏差値65 69点
偏差値60 62点
偏差値55 55点
偏差値50 48点
政経
偏差値70 69点
偏差値65 63点
偏差値60 56点
偏差値55 50点
偏差値50 43点
情報
偏差値70 82点
偏差値65 75点
偏差値60 68点
偏差値55 60点
偏差値50 53点
この一覧は、2026年第2回全統共通テスト模試の点数と偏差値の対応です。共通テスト本番や、全統記述模試の点数とは分けて確認してください。
関連記事:第2回全統記述模試の点数・偏差値一覧と分析今回の難易度は、科目ごとの点数と偏差値で確認する
偏差値65に相当する点数は、英語リーディングが92点、リスニングが85点、数学ⅠAが71点、数学ⅡBCが78点でした。英語と数学では、同じ偏差値に達するための点数が違います。
理科では、化学が74点、物理が69点、生物が75点で偏差値65です。数学ⅠAや物理で70点前後だったとしても、英語リーディングの70点と同じようには評価できません。
点数の低さだけを見て、その科目の勉強時間を増やしたり、難しい問題集を追加したりするのは避けてください。まずは今回の模試の点数と偏差値の対応を確認し、そのうえで実際に落とした問題を調べます。
第1回マーク模試との比較
<点数70%のときの偏差値一覧>
全統マーク模試
2026 第2回 1A 64 2B 61 化63 物66 生62 英56 総合:物理選択61.9 生物選択60.9
2026 第1回 1A 63 2B 60 化67 物68 生63 英56 総合:物理選択63.1 生物選択61.9
同じ70%の得点でも、実施回や科目が違えば偏差値は変わります。前回と同じ点数だったから学力も同じ、点数が下がったから勉強方法を変える、と数字だけで判断しないことが重要です。
関連記事:第1回全統共通テスト模試の点数と偏差値一覧英語リーディングは、満点でも偏差値70に届かない
今回の英語リーディングは、100点満点で偏差値68.6です。偏差値70を目標にしても、この模試では到達できませんでした。
例えば、以前は英語で偏差値70以上を取っていた人が、今回は満点で68.6だったとします。この結果を見て「英語の偏差値が下がったから、英語の授業を増やそう」と考えても、満点を超えることはできません。
そのために、まだ基礎が固まっていない理科の勉強時間を減らしてしまえば、全教科のバランスを間違えてしまいます。偏差値や判定の文字が変わったことだけに反応せず、答案と点数の中身を確認してください。
関連記事:模試の偏差値が下がったときの正しい見方基礎の徹底で成績が伸びた事例
10月24日のセミナースライドでは、2026年第1回から第2回の全統共通テスト模試で、成績が伸びた生徒様の事例を紹介しました。
・英語リーディング(2浪):偏差値38 → 55(+17)
・英語リスニング(高3):偏差値51 → 69(+18)
・数学ⅠA(1浪):偏差値43 → 61(+18)
・数学ⅡBC(1浪):偏差値39 → 58(+19)
・化学(3浪):偏差値40 → 64(+24)
・物理(高3):偏差値46 → 63(+17)
・生物(高3):偏差値60 → 77(+17)
・国語(1浪):偏差値44 → 61(+17)
・情報(1浪):偏差値33 → 52(+19)
この時期に取り組んでいたのは、難しい問題集を増やすことではありません。英語では英単語・英文法、数学では基礎問題精講と合格る計算、化学・物理では講義型の参考書を中心に、基礎の暗記・習得を徹底していました。
科目別に、普段の基礎学習へつなげる
<英語:長文やリスニングの対策を増やす前に>
英語の成績が低いと、長文読解の授業やリスニング専用の対策を増やしたくなるかもしれません。しかし、セミナーで紹介した生徒様は、英単語・英文法を徹底する中で、リーディングもリスニングも成績が伸びています。
単語・文法が習得できていないなら、そこを先に徹底してください。偏差値が下がったという理由だけで英語の学習量を増やさず、数学・理科に必要な時間も合わせて考えます。
<数学:問題集を難しくすることが目的ではない>
数学ⅠAで偏差値43から61へ、数学ⅡBCで39から58へ伸びた事例もあります。数学は基礎問題精講と合格る計算を中心に取り組んでいた時期です。
基礎問題集を使っているから成績が伸びない、と決めつけないでください。解説を聞いて分かる状態と、試験本番で自力で確実に素早く解ける状態は違います。後者の状態まで、同じ教材を繰り返して習得することが重要です。
関連記事:数学の基礎問題精講の習得度と使い方<理科:講義型参考書の習得を優先する>
化学・物理で偏差値30台・40台だった生徒様の中には、講義型の参考書を繰り返し、まだ問題集へ進んでいない段階で成績が大きく伸びた方もいます。
基礎が抜けている状態で、応用問題集や難しい授業を追加しないようにしてください。宇宙一わかりやすい化学・物理など、普段の講義型参考書の内容を習得することを先に進めます。生物は基礎問題精講を中心に取り組んでいます。
模試の分析で重要なこと
<全部解こうとしない、目標点数を決めない>
今回の物理は、60点で偏差値60、69点で偏差値65でした。60点という点数だけを見て「こんな点数では医学部に届かない」と決めつけるのは適切ではありません。
一方、物理90点は偏差値77、100点は偏差値82です。満点から失点を数えてしまうと、最も難しい問題まで解く必要があると思い込んでしまいます。
<偏差値65に達するには、どの問題が取れていればよかったか>
今回のマーク模試の物理で60点だったなら、偏差値65に相当する69点との差は9点です。満点までの40点を全部埋めようとする前に、その9点分をどこで取り戻せたかを考えてください。
模試の分析の目的は、大きく次の2つです。
・基礎の抜けを見つける
・ミスや時間の使い方による失点を見つける
講義型参考書に載っていた知識を思い出せなかったのか、解法は分かっていたのにミスをしたのか、時間の使い方を間違えたのか。実際の答案を見て、原因を確認します。
難しい問題だけに目を向けると、応用問題集を追加すれば解決するように感じてしまいます。しかし、基礎が抜けたままでは、解くべき問題の失点が残ってしまいます。
<時間の使い方とミスの対策も分析する>
基礎の知識があっても、試験本番で時間の使い方やミスによる失点が出れば得点につながりません。模試では、普段の問題集を解いているときと違う失点が起きていないかも確認してください。
模試後の分析を踏まえ、普段の基礎教材の復習と、次の試験の解き方へつなげます。成績が伸びてきた後も、基礎の復習を止めて応用問題集や個別対策ばかりに時間を使わないことが重要です。
関連記事:模試分析の進め方と復習計画記述模試とマーク模試で成績が違うとき
記述模試とマーク模試で差がついたときも、総合偏差値だけで原因を決めつけず、科目別に失点を確認します。出題分野の違い、基礎の抜け、ミス、時間の使い方など、実際の答案で何が起きたかを調べてください。
関連記事:記述模試は取れるのにマーク模試が悪い理由今回のマーク模試分析の重要ポイント
・英語リーディングは100点満点でも偏差値68.6で、偏差値70には到達しない
・同じ点数でも、科目や実施回が違えば偏差値は変わる
・成績が伸びた事例では、英単語・英文法や基礎問題集、講義型参考書を徹底している
・満点との差ではなく、取り戻せた基礎の抜け、ミス、時間の使い方による失点を確認する
・模試の分析を、普段の教材の復習と次の試験の解き方へつなげる
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