医学部受験生がつまづきやすいポイントと対策方法まとめ
この記事のポイント
医学部受験のつまずきは、能力不足ではなく、基礎の未習得、教材の増やしすぎ、全教科の計画不足、模試の使い方、生活習慣など複数の原因から起こります。原因を具体的に分け、最も確度の高い基礎の反復から立て直します。
つまずきの原因を分ける
医学部受験で成績が伸びないと、「自分には才能がない」「勉強時間が足りない」と考えがちです。しかし、それだけでは対策を決められません。
1. 基礎知識・解法が未習得
2. 教材の難易度や量が合わない
3. 全教科の優先順位が不適切
4. ミスや時間配分に問題がある
5. 生活習慣が不安定
6. 不安や人間関係が学習へ影響している
原因が複数ある場合も、一度にすべてを変えません。合格可能性への影響が大きく、修正しやすい基礎の習得と生活の安定から始めます。
基礎を理解したのに解けない
授業や解説を理解できても、問題文を見て自力で解法を再現できなければ未習得です。ノートを読む、動画を見る、解説を書き写す時間を減らし、何も見ずに解くアウトプットへ移します。
教材が終わらない・増え続ける
教材が終わらないとき、勉強時間を増やすより先に量と難易度を見直します。網羅型や応用教材を1周するより、薄い基礎教材を反復して習得する方が確度は高くなります。
新しい教材へ進む基準は、現在の教材を終えたかではなく、無作為に選んだ問題を何も見ずに解けるかです。同じ目的の参考書、授業、プリントは1つに絞ります。

科目の偏りと計画の遅れ
医学部入試は多科目の総合点で決まります。得意科目や好きな科目へ時間を使いすぎると、1科目は伸びても全体では合格から遠ざかる場合があります。
1. 受験に必要な全科目と未習範囲を並べる
2. 各科目の基礎教材と残り問題数を確認する
3. 受験までに反復できる週数を計算する
4. 未習・苦手科目を優先し、得意科目を維持量へ減らす
5. 入らない教材は削る
何かを追加するときは、代わりに何の時間を減らすかまで決めます。全教科の考え方は医学部受験の効率を最大限にする勉強法も参考にしてください。
模試・過去問で点が取れない
普段は解けるのに模試で点が取れない場合、知識を増やすだけでは解決しません。失点を知識不足、ミス、時間配分、考え方へ分けます。
難問へ固執した、問題の条件を読み落とした、見直し時間を残せなかった場合は、試験中の行動を修正します。模試後は基礎教材へ戻り、別の初見問題で新しい解き方を試してください。
過去問は答えの暗記や年数を増やすことが目的ではありません。詳しくは医学部の過去問を始める時期と正しい取り組み方で解説しています。

勉強を続けられない
継続できないことを、やる気や意志の弱さだけで説明しません。起床、学習場所、最初の課題、スマートフォンの置き場所を決め、考えずに始められる状態を作ります。
一律の長時間目標は置かず、残り教材から必要な問題数を決めます。睡眠と食事は確保し、勉強時間を増やすならSNS、移動、重複した授業や教材から減らしてください。
不安や落ち込みが強い
受験の不安を完全になくすことはできません。まず、不安を「計画が終わらない」「模試のミスが続く」「保護者との関係」など具体的な問題へ分け、対処できる行動を決めます。
気分の落ち込み、不眠、食欲低下などが続き、日常生活や勉強へ支障がある場合は、根性で乗り切ろうとせず、保護者、学校の相談窓口、医療機関などへ相談してください。
医学部受験のつまずきを解消する重要ポイント
- つまずきを能力ではなく、知識・教材・計画・試験・生活へ分ける
- 難しい教材を追加せず、薄い基礎教材を何も見ずに解けるまで反復する
- 全教科の残り教材を受験日から逆算し、優先順位を修正する
- 模試の失点原因を分析し、基礎復習と試験の解き方へ反映する
- 睡眠と食事を守り、不調が続く場合は適切な相談先を利用する
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