【医学部受験】1年で合格した勉強スケジュール、年間計画
この記事のポイント
医学部合格の年間計画で最も重要なのは、月ごとの予定を埋めることではなく、全科目の基礎を暗記・習得し、夏以降も復習を切らさないことです。最新版「勉強法の大原則」に基づき、受験学年の1年間で何を優先するかを時期別に整理します。
医学部合格の年間計画で最初に決めること
医学部受験では、英語・数学・理科2科目が必要です。国公立医学部では、さらに国語・社会・情報が加わります。限られた1年間で全科目を完成させるには、難しい教材を増やすより、何を優先し、何をやらないかを先に決める必要があります。
① 暗記・習得することで成績は伸びる
② 理解に時間を使いすぎず、わかっていることを自力で再現できる状態にする
③ 本当に効果があるか、時間あたりの効果が高いかを考える
④ 全科目のバランスと優先順位を守る
年間計画の中心は、英数理の基礎教材を何も見ずに解けるまで反復し、その状態を本番まで維持することです。
最新版の資料では、共通テストで80%前後以上、河合塾の記述模試で偏差値60台前半以上があれば、医学部の合格可能性は十分にあると整理されています。応用問題集を年間計画の前提にする必要はありません。
1年間を4つの時期に分ける
受験学年の年間計画は、次の4つの時期に分けると整理しやすくなります。4月以外に勉強を始める場合も、月をそのまま当てはめるのではなく、現在の習得状況に近い段階から始めてください。
英語・数学・理科の基礎を暗記・習得する
7月〜9月
英数理の基礎を完成させる。国公立志望者は国語・社会・情報を加える
10月〜12月
全科目の基礎を並行して総復習し、模試と演習で試験の解き方を確認する
1月〜2月
本番形式の練習、基礎の最終確認、受験校ごとの日程管理を行う
夏までに基礎を一度終えることより、夏以降も基礎の復習を止めないことの方が重要です。
4月〜6月:英数理の基礎を暗記・習得する
最初の時期は、英語・数学・理科の基礎教材を中心に進めます。問題集を1周しただけで終わりにせず、答えや解法を見なくても自力で再現できる状態を目指します。
・数学の典型問題と計算
・英単語、英文法、英文解釈
・化学、物理、生物の基本事項と典型問題
・間違えた問題の反復
・毎週の進捗確認と計画の修正
新しい問題集を次々に始めるのではなく、現在の教材を繰り返します。周回数だけで判断せず、ランダムに出題されても自力で解けるかを確認してください。
4〜6月に始める数学の基礎教材例
数学は、基礎問題精講で典型解法を習得し、合格る計算で素早く正確に計算する力を身につけます。現在の学習範囲に合う冊子から始めてください。
4〜6月に始める英語の基礎教材例
英語は、単語・熟語、英文法・語法、英文解釈を並行して反復します。
7月〜9月:基礎を完成させ、国社・情報を加える
英数理の基礎を継続しながら、苦手科目と未習分野を優先して完成度を上げます。国公立医学部志望者は、受験学年の7月以降を目安に国語・社会・情報の学習を加えます。
国公立志望者は科目数が多いため、英数理だけに時間を使い切らないことが大切です。国語・社会・情報まで含めて、1週間の時間配分を組み直します。
7〜9月に追加・完成させる英語教材例
4〜6月の英語教材を継続したうえで、基礎の習得状況と残り期間に応じて次の教材を加えます。
7〜9月までに習得を進める理科教材例
化学・物理は、基本事項の理解と典型問題の習得を並行します。理科を7月まで待って始めるという意味ではなく、4〜6月から取り組んでいる教材をこの時期までに完成へ近づけます。
生物は基礎問題集を中心に使用します。現役生は、学校で使用している同程度の基礎教材で代用できる場合があります。
「2027国立医学部の
共テボーダー足切り」
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10月〜12月:全科目の基礎を総復習する
秋以降は、英語・数学・理科を科目別に切り離さず、全科目を並行して復習します。国公立志望者は国語・社会・情報も含めます。
4〜9月に使用した教材を全科目並行で復習し、模試や過去問で見つかった基礎の抜けを同じ教材へ戻って補います。
・基礎問題集を短い間隔で反復する
・模試で判明した基礎の抜けを教材に戻って補う
・ミス対策、時間配分、焦らない考え方を練習する
・過去問は点数だけで終わらせず、失点の原因を分類する
・国公立志望者は共通テスト全科目のバランスを確認する
模試や過去問は、難しい問題を新しく覚えるためではなく、基礎の抜けと「正しい試験の解き方」を確認するために使います。
試験の解き方では、次の3点を普段から練習してください。
・ミスを防ぐ手順
・試験時間の使い方と問題を解く順番
・焦らない、自滅しないための考え方とメンタル
1月〜2月:本番で得点する準備に集中する
本番期は、新しい教材を増やさず、これまで使用した基礎教材と間違えた問題を中心に確認します。試験の合間にも復習できるよう、教材と弱点を絞っておきましょう。
新しい参考書には手を広げず、これまでの教材から間違えやすい問題、暗記事項、試験直前に確認するページだけを選びます。
国公立医学部では、共通テスト後の受験校選びが合否に大きく影響します。全国の大学から、共通テストの傾斜配点、一次・二次配点、模試成績を確認して出願校を判断します。
私立医学部では、一次試験と二次試験の日程、共通テスト利用、後期入試まで含めた出願の組み合わせを考えます。年間計画の最後は、勉強だけでなく受験校選びと日程管理まで含めて完成させます。
1日の勉強スケジュールの作り方
1日の予定は、時間を細かく固定するより、「今日完成させる範囲」と「毎日継続する基礎」を分けると管理しやすくなります。
① 優先科目のメイン教材
② 英単語・英文法・計算など毎日継続する教材
③ 前日までに間違えた問題の復習
④ 国公立志望者は国語・社会・情報
⑤ その日の終わりに習得度と翌日の優先順位を確認
勉強時間ではなく、何も見ずに再現できるようになった問題の数で進捗を確認することが重要です。
科目ごとに別の先生や別の計画を作ると、全体のバランスが崩れやすくなります。1週間単位で全科目を一覧にし、どの科目に時間を使った分、何の時間が減るのかまで確認してください。
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現役生が年間計画を調整する方法
現役生は、学校の進度、部活動、既習範囲によって使える時間が大きく異なります。そのため、「高1でこの問題集、高2でこの問題集」と固定するより、学校教材を含めた現在の基礎の習得度で判断します。
・高1、高2は英単語、英文法、数学の計算と典型問題を継続する
・学校の基礎教材で代用できる場合は、新しい教材を増やさない
・高3の前半は未習範囲を急ぐだけでなく、既習範囲を反復する
・国公立志望者は高3の7月以降、国語・社会・情報を含む全科目計画へ切り替える
・受験学年の秋以降は、浪人生と同様に全科目の基礎を並行して復習する
先取りの速さより、一度学んだ基礎を忘れずに再現できることを優先してください。
失敗しやすい年間計画
医学部受験の勉強スケジュールまとめ
年間計画は、予定表を作って終わりではありません。毎週の習得度と模試の結果をもとに、全科目の優先順位を修正しながら本番まで基礎を維持してください。
医学部受験の年間計画で重要なポイント
- 英語・数学・理科の基礎教材を自力で解けるまで反復する
- 夏以降も基礎の総復習を続け、難問演習や過去問だけに偏らない
- 国公立医学部志望者は受験学年の7月以降に国語・社会・情報を加える
- 模試は教材を増やすためではなく、基礎の抜けと試験の解き方を確認するために使う
- 本番期は全科目の復習、正しい試験の解き方、受験校選びを一体で考える
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