【医学部受験】効率を最大限にするための勉強法まとめ
この記事のポイント
医学部受験の勉強効率を上げるには、勉強を速く終わらせるのではなく、成績に直結する基礎の暗記・習得へ時間を集中させることが重要です。最新版『勉強法の大原則』に基づき、やることと、やめることを具体的に整理します。
医学部受験でいう「勉強効率」とは
医学部受験では、英語・数学・理科2科目に加え、国公立志望者は国語・社会・情報まで学ぶ必要があります。科目数が多いため、限られた時間を何に使うかが合否に直結します。
勉強効率とは、短時間で教材を終わらせることではありません。使った時間に対して、自力で解ける問題や覚えた知識がどれだけ増えたかで判断します。
基礎事項や典型問題を、何も見ずに素早く正確に再現できる状態へ近づける勉強
勉強効率を最大化する4つの大原則
最新版「勉強法の大原則」では、勉強方法で最も重要な考え方を次の4つに整理しています。
暗記・習得以外は、直接成績を伸ばす行動ではない
② 理解するのに時間を使うと、大量の時間を無駄にする
わかっているものを暗記・習得することに時間を使う
③ 「確度」と「コスパ」が重要
本当に効果があるか、時間あたりの効果が高いかを確認する
④ 全体のバランスと優先順位が重要
何かを行えば、別の科目や復習の時間が減ることを忘れない
①暗記・習得することで成績は伸びる
成績が伸びるのは、新しい知識を覚え、問題の解き方を自力で再現できるようになったときです。授業を聞いて理解しただけ、解説を読んで納得しただけでは、本番の得点にはつながりません。
「わかった」ではなく、「何も見ずに自力で、素早く正確に解ける」状態を習得の基準にすることが重要です。
・答えや解説を閉じても解けるか
・数日後にランダムに出されても解けるか
・途中の考え方や計算を自分で再現できるか
・試験時間内に素早く正確に解けるか
1周した、解説を読んだ、授業を受けたという記録ではなく、再現できる問題の数で進捗を確認してください。
②理解することに時間を使いすぎない
理解は暗記や習得を助けますが、理解すること自体が目的になると効率が下がります。わからない1問に長時間悩み続ける間に、すでに理解できている多くの問題を習得できる可能性があります。
まずは、解説を読めば理解できる問題や、暗記すれば得点できる事項から進めます。難しい問題は印をつけて飛ばし、基礎が増えてから戻る方が理解しやすくなる場合もあります。
③「確度」と「コスパ」で判断する
新しい勉強を始める前に、次の2つを確認します。
それを行うことで、本当に成績や得点が伸びるのか
コスパ
同じ時間を使う別の勉強と比べて、時間あたりの効果が高いか
たとえば、難しい1問を長時間考えるより、基礎問題を複数復習する方が得点につながる確度と時間あたりの効果が高いことがあります。新しい授業や教材も、「難しそう」「有名だから」ではなく、この2つで判断してください。
効果がありそうに見えることと、実際に自分の得点を伸ばすことは同じではありません。
④全科目のバランスと優先順位を守る
医学部受験では、1科目だけを最適化しても合格できません。数学の難問に時間を使えば、英単語や理科の復習時間が減ります。過去問を増やせば、基礎問題集に戻る時間が減ります。
「何をするか」を決めるときは、同時に「そのために何の時間が減るか」まで考える必要があります。
① 習得できていない基礎
② 忘れないための基礎の復習
③ ミス・時間配分・焦りへの対策
④ 模試や過去問で判明した弱点
⑤ 必要性と残り期間を確認したうえで追加する学習
効率よく問題集を習得する進め方
問題集は、1周目からすべてを完璧にしようとすると進まなくなります。最初は理解しやすい問題を中心に早く一巡し、繰り返す中で習得度を上げます。
① 解ける問題と解けない問題を短時間で分ける
② 解説を読めば理解できる問題から解法を再現する
③ 難しい問題は印をつけ、一度飛ばす
④ 答えを隠して繰り返しアウトプットする
⑤ 数日後にランダムに解き、定着を確認する
⑥ 習得できていない問題だけ復習間隔を短くする
周回数は目安にすぎません。3周しても解けない問題は続けて復習し、1回で完全に再現できる問題は無理に同じ回数を繰り返す必要はありません。
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勉強効率を下げる行動をやめる
効率を上げる最も簡単な方法は、成績に直結しない行動を減らし、その時間を基礎の暗記・習得へ移すことです。
勉強時間と集中力を確保する方法
集中力は根性だけで決まりません。スマートフォン、動画、ゲーム、通知など、注意を奪うものを勉強場所から遠ざけます。
・勉強中はスマートフォンを別の部屋や手の届かない場所へ置く
・その時間に使用する教材だけを机へ出す
・休憩の終了時刻を先に決める
・再開しにくいときは、5分だけ問題集を開いて手を動かす
・睡眠を削らず、毎日継続できる予定にする
長時間机に座ること自体を目標にせず、集中してアウトプットできる時間を少しずつ増やします。体調を崩して復習が止まれば、かえって全体の効率は下がります。
模試・過去問を効率よく使う方法
模試や過去問は、たくさん解けば自動的に成績が伸びるものではありません。基礎の抜けと、試験中の行動を確認するために使います。
・習得していない基礎が出題されたか
・覚えていたのに忘れていたか
・計算ミスや読み間違いがあったか
・時間配分や解く順番に問題があったか
・焦りや完璧主義で自滅しなかったか
分析後は、原因に対応する基礎教材へ戻ります。過去問だけを繰り返して基礎の復習時間が減ると、本番に近づくほど成績が不安定になるおそれがあります。
模試・過去問は「新しいことを増やす道具」ではなく、「基礎と試験の解き方を修正する道具」として使うことが大切です。
勉強効率のセルフチェック
□ 自力で解ける基礎問題が増えた
□ 答えや解説を見ずにアウトプットした
□ 理解できない1問に長時間を使わなかった
□ 新しい教材を安易に増やさなかった
□ 全科目の復習時間を確保した
□ 模試の失点原因を基礎教材へ戻って補った
□ ミス、時間配分、焦りへの対策を練習した
□ 睡眠と体調を維持し、継続できた
チェックがつかない項目がある場合は、勉強時間を増やす前に、翌週の行動と優先順位を修正してください。
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効率を最大限にする勉強法まとめ
勉強効率を最大化するために必要なのは、特別な裏技ではありません。成績に直結する行動を選び、効果の低い行動を減らし、基礎の暗記・習得を毎日積み重ねることです。
勉強効率を最大化するための重要ポイント
- 成績に直結する基礎の暗記・習得へ時間を集中させる
- 理解に長時間を使わず、自力で再現できる問題から習得を進める
- 本当に効果があるか、時間あたりの効果が高いかを確認する
- 一つの科目や教材だけでなく、全科目のバランスと優先順位を守る
- 模試や過去問は、基礎の抜けと試験の解き方を確認するために使う
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