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【医学部受験】志望校対策はいつから?やりすぎると逆効果

この記事のポイント

医学部の志望校対策は、早く始めるほど有利になるものではありません。まず全科目の基礎を習得し、その後に過去問で試験の解き方を確認します。大学別対策が基礎復習やほかの科目を圧迫しないよう、必要な範囲へ絞ることが重要です。

医学部の志望校対策とは

志望校対策と呼ばれるものには、大学別の授業、専用教材、頻出分野の演習、過去問、面接・小論文対策などがあります。これらを多く行うほど合格可能性が上がるとは限りません。

医学部入試では、まず英語・数学・理科など全科目の基礎を習得し、取れる問題を確実に得点できる状態が必要です。国立医学部志望者は国語・社会・情報も含めて計画します。

大学別対策は基礎学習の代わりではなく、基礎を本番形式で使うための確認と考えてください。

志望校対策を早く始めすぎる問題

基礎が未完成の段階で過去問や大学別講座へ進むと、解けない問題が多く、解説を理解する時間が増えます。その間に、成績を伸ばす中心である基礎の暗記・習得が進まなくなります。

・志望校の難問を解くため、応用問題集を追加する
・大学別授業と予習に時間を奪われる
・頻出分野へ絞り、ほかの基礎範囲を残す
・一大学の対策へ偏り、併願校や全科目の準備が遅れる
・過去問の点数を上げることが目的になる

何かを増やせば、必ず何かの時間が減ります。志望校対策を追加するときは、失われる基礎復習と他科目の時間まで確認してください。

志望校対策を始める判断基準

「夏から」「高3になったら」など、全員に共通する開始月はありません。次の状態を目安に、科目ごとに判断します。

開始前の確認項目
・出題範囲の学習が一通り終わっている
・薄い基礎教材を5回以上反復している
・基礎問題を何も見ずに解ける問題が増えている
・全科目の復習時間を確保できている
・演習後に失点原因を分析し、戻る教材を決められる

未習範囲が多い場合は、過去問の年度を消費せず基礎学習を優先します。基礎がある程度そろった科目は、本番形式の演習を最小限始め、分析結果を普段の復習へ戻します。

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大学別対策より先に行うこと

1. 全科目の基礎を習得する

難しい問題を増やすより、薄い基礎教材を5回以上反復し、基礎問題を素早く正確に解けるようにします。得意科目を最大化するより、苦手科目を含めた総合点を高めます。

2. 模試で基礎の抜けを確認する

判定だけを見ず、知識不足、ミス、時間配分、考え方へ分けて分析します。新しい対策を増やす前に、現在の基礎教材へ戻ります。

3. どの形式にも対応できる解き方を作る

大学ごとの傾向を覚えるより、問題選択、時間配分、検算確認を習慣化します。出題形式が変わっても対応できることが重要です。

過去問を使った志望校対策

過去問の目的は、特定年度の答えや頻出問題を覚えることではありません。本番と同じ時間で初見のまま解き、試験の解き方と基礎の抜けを点検します。

過去問で分析する4項目
①知識・解法の不足
②計算・転記・マークなどのミス
③問題選択と時間配分
④焦り、全問正解への固執などの考え方

合格最低点から目標点を決めたり、同じ年度を繰り返して点数を上げたりしません。分析後は基礎教材を復習し、別の初見問題で修正した解き方を確認します。詳しくは医学部の過去問の正しい使い方をご覧ください。

受験校を早く固定しない

早い時期から特定大学だけを目標にすると、その大学の対策へ時間を使いすぎたり、より合格可能性の高い大学を検討できなくなったりします。

国立医学部は共通テスト後に、全国の医学部について傾斜配点と模試成績などを比較します。私立医学部は模試成績、受験可能な学費、入試日程、出願の組み合わせ、推薦・後期なども含めて考えます。

早い時期に決めてよいこと
・国公立と私立の受験可能範囲
・学費や地域など、家庭で譲れない条件
・必要な受験科目と選択科目

結果を見て最終判断すること
・実際に出願する大学
・国立医学部の前期・後期
・私立医学部の出願日程と組み合わせ
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志望校対策の失敗例

・基礎が未完成のまま、大学別講座を受ける
・志望校の難問に合わせて応用問題集を増やす
・過去問の頻出分野だけを勉強する
・過去問の得点や相性だけで受験校を選ぶ
・早く決めた志望校にこだわり、ほかの大学を比較しない
・面接・小論文対策を増やし、英数理の基礎を後回しにする

大学別対策を行う場合も、それをする確度と時間あたりの効果を確認します。合格へ直結しにくい対策へ時間を使いすぎず、必要十分な範囲へ絞ってください。

よくある質問

高1・高2から志望校の過去問を見るべきですか?

出題形式を知るために一度見ることはできますが、本格的な演習より全科目の基礎学習を優先します。未習範囲が多い段階で過去問を解いても、分析できる情報は限られます。

志望校別の模試は受けるべきですか?

受験する場合も、判定だけで判断せず、基礎の抜けと試験の解き方を分析します。難しい模試だけに偏らず、全科目の基礎を確認できる模試も活用してください。

面接・小論文対策はいつ始めますか?

必要な準備は行いますが、英数理の基礎を圧迫しない必要十分な量にします。推薦など入試方式によって必要時期が異なるため、募集要項と個別の計画から判断してください。

医学部の志望校対策で重要なポイント

  • 志望校対策の前に、全科目の基礎教材を自力で解ける状態へ近づける
  • 開始時期を月で決めず、基礎の習得度と全体計画から判断する
  • 過去問は大学別の答えを覚えるためではなく、試験の解き方を分析するために使う
  • 個別対策を増やすときは、失われる基礎復習と他科目の時間を確認する
  • 受験校は早期に固定せず、模試・共通テスト・日程などから客観的に選ぶ

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