【決定版】医学部受験の物理勉強法
この記事のポイント
医学部受験の物理は、公式を当てはめる練習や難しい問題集を先に増やすのではなく、物理現象と法則のつながりを確認し、基礎を何も見ずに再現できるまで反復することが重要です。講義型参考書を中心に、必要に応じて基礎問題集を追加し、模試・過去問ではミス、時間の使い方、考え方を分析します。
医学部物理の勉強法:結論
医学部受験の物理は、講義型参考書で物理現象と法則のつながりを確認し、必要に応じて基礎問題集で知識の使い方を練習します。基礎が不十分なまま、難しい問題集や大学別の問題へ進む必要はありません。
1. 講義型参考書で現象と法則を確認する
2. 公式の意味と使える条件を自力で説明する
3. 必要に応じて基礎問題で知識の使い方を確認する
4. 同じ範囲を最低5周以上反復する
5. 基礎完成後に模試・過去問で試験の解き方を練習する
「解説を読めばわかる」状態と、試験で何も見ずに考え、式を立てて解答できる状態は異なります。理解に時間をかけ続けるのではなく、わかった内容を自力で再現できるまで暗記・習得することが重要です。
物理の成績が伸びない原因
公式だけを覚えても、問題の条件が変わると式を選べなくなります。一方で、「本質を理解する」こと自体を目的にして時間を使い続けても、試験で解ける状態にはなりません。
講義型参考書で現象と法則の関係を確認したら、本を閉じて説明し、問題を解き直してください。間違えたときは、難しい解法を追加するのではなく、該当する原理・公式へ戻ります。
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物理学習の基本的な流れ
- 範囲を決める:最初から全分野を一度に完璧にしようとせず、学習範囲を区切ります。
- 講義型参考書を読む:物理現象、法則、公式がどのようにつながるかを確認します。
- 本を閉じて再現する:公式の意味と条件を説明し、例題や基礎問題を何も見ずに解きます。
- 間違いを分類する:現象の理解、公式の条件、計算、読み違いのどこで止まったかを確認します。
- 早く反復する:1周目で止まりすぎず、最低5周以上かけて正確さと速度を上げます。
1周目の目的は、全体像と未習得箇所を把握することです。わからない1問に長時間を使わず、解説で確認して次へ進み、反復の中で自力で解ける問題を増やします。
講義型参考書の使い方
講義型参考書は、文章を読むだけの教材ではありません。物理現象のイメージ、法則とのつながり、公式が使える条件を確認するために使います。
・どのような現象を扱っているか
・どの法則や公式を使うか
・その公式を使える条件は何か
・例題を何も見ずに解き直せるか
「宇宙一わかりやすい高校物理」は、力学・波動と、電磁気・熱・原子に分かれています。読み終えた範囲は、本を閉じて説明し、掲載されている問題を解き直してください。
基礎問題集の進め方
講義型参考書で確認した内容を問題で使う練習が必要な場合は、基礎問題精講などの基礎問題集を追加します。ただし、教材を増やすこと自体が目的ではありません。
・最初は答えや解説を確認してもよい
・次の周回では何も見ずに式を立てる
・正解した問題も、根拠を説明できるか確認する
・解けなかった問題は講義型参考書の該当箇所へ戻る
・最低5周以上繰り返し、すらすら解ける状態を目指す
名問の森などの応用問題集は、医学部合格の標準教材ではありません。基礎が不十分な段階で追加すると、他教科の復習時間が減り、全体の成績を下げる原因になります。
公式と物理現象の復習方法
物理では、公式だけを単独で覚えず、どの現象で、どの条件のときに使うかをセットで確認します。ただし、導出や説明を読み続けるだけでは、試験で使える状態にはなりません。
確認した公式や法則を閉じた状態で説明し、問題の条件から使う式を選び、最後まで解答するところまでを1回の復習にします。
間違えたときは、「現象や条件を取り違えた」「使う法則を選べなかった」「計算でミスした」「時間を使いすぎた」のように原因を具体化すると、戻るべき場所がわかります。
物理の参考書・問題集の選び方
中心教材は「宇宙一わかりやすい高校物理」です。問題演習が必要な場合だけ、基礎問題精講を追加します。複数の問題集へ並行して手を広げる必要はありません。
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新しい教材を追加する前に、現在の教材を何周したか、何も見ずに解けるか、全範囲が終わっているかを確認してください。基礎教材が未習得なら、追加ではなく反復を優先します。
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全教科の中での優先順位
医学部入試は総合点で合否が決まります。物理の1問を解けるようにするために長時間を使い、英語・数学・化学の基礎が遅れるなら、全体としては不利になります。
毎週、英語・数学・化学・物理の進捗を並べ、未習得の基礎が多い教科へ時間を配分します。国公立医学部を受験する場合は、共通テストで必要な国語・社会・情報も含めて計画してください。
また、物理選択がすべての医学部受験生に有利とは限りません。数学が苦手な人には不利になる場合があるため、科目選択は思い込みではなく、自分の適性と全教科の状況から判断します。
模試・過去問の復習方法
模試・過去問は、難問を集めるためではなく、基礎の習得度と試験の解き方を確認するために使います。
- 解けなかった問題を確認する
- 基礎知識、公式の条件、計算、読み違いのどこで失敗したかを分類する
- 講義型参考書または基礎問題集の該当箇所へ戻る
- 同じ問題を、時間を空けて何も見ずに解き直す
- ミス、時間の使い方、焦りによる自滅がなかったかを確認する
難しい問題が出題されていても、すべて解く必要はありません。基礎問題の取りこぼしを減らし、解く問題と後回しにする問題を判断できるように練習します。
医学部物理の勉強法Q&A
Q. 物理は公式を暗記するだけでよいですか?
いいえ。物理現象と公式のつながり、公式を使える条件を確認した上で、自力で説明・解答できるまで暗記・習得します。理解だけでも、公式だけの丸暗記でも不十分です。
Q. 体系物理や名問の森は必要ですか?
標準教材として必須ではありません。まずは宇宙一わかりやすい高校物理を習得し、必要に応じて基礎問題精講を追加します。応用問題集より、基礎の未習得箇所と全教科の進捗を優先してください。
Q. 物理を選択すると医学部受験で有利ですか?
すべての受験生に有利とは限りません。数学の得意・不得意や他教科の状況も含めて判断します。理科の選択方法は、下記の理科勉強法まとめも確認してください。
医学部物理の勉強で重要なポイント
- 講義型参考書で物理現象と法則のつながりを確認する
- 公式を丸暗記せず、意味と使える条件を自力で説明する
- 理解しただけで終わらず、本を閉じて解答まで再現する
- 範囲を絞って早く1周し、最低5周以上反復する
- 基礎が不十分なまま応用問題集を追加しない
- 物理だけを増やさず、英語・数学・化学を含めて計画する
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