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高2の偏差値60・65で医学部は狙える?高3の模試との違いと勉強方針

この記事のポイント

高2の模試と高3・高卒生が受ける模試では、受験者層が異なります。偏差値を機械的に換算するより、高2後半から英数理の基礎を進め、英数の難問に偏って理科が遅れないよう時間を使うことが重要です。

「高2の模試で偏差値60台です。医学部を目指せますか」「高3の受験生と同じように考えてよいのでしょうか」。医学部志望の高校2年生や保護者からいただく疑問です。

高2で偏差値60・65を取っていても、その数字だけで医学部の合格可能性は決まりません。高3・高卒生が受ける模試とは受験者層が違い、これからの勉強によって成績も変わるためです。

今の数字から一律に何ポイント引くかを考えるより、高2後半から高3の時間を何に使うかが重要です。

高2の偏差値と、高3の偏差値が同じ意味にならない理由

高2の模試には、高3の受験学年の模試と同じ受験者が参加しているわけではありません。高3になると浪人生も加わり、受験者層が変わります。そのため、勉強を続けていても、模試の偏差値が下がることはあり得ます。

10月24日のセミナーでは、「高2で過去4回の全統記述模試が英数理66前後」という相談がありました。高3になって偏差値60程度へ下がる可能性はある一方、全員がそのように下がるわけではないと説明しています。

この例を「高2の偏差値から6を引けば、高3の偏差値になる」という換算に使わないでください。受験者層の変化と、本人の学力の伸びは分けて考える必要があります。

高2で60台前半から、高3で70へ伸びた例もある

同じセミナーでは、高2の時点では偏差値60台前半だったものの、高3で70程度まで伸び、東北大学医学部に合格した生徒の例も紹介しています。

高3で受験者層が変わることだけを考えると、偏差値は下がるという話になります。しかし、その間に本人も基礎を習得し、学力を伸ばします。その伸び方によって、結果は変わります。

今の偏差値が60台だから安心、あるいは低く換算されるから無理、と早く決めつける必要はありません。英語・数学・理科のどこまで基礎が進んでいるかを確認し、これからの学習を具体的に進めてください。

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高2後半からは、理科を遅らせないことが重要

高2で英語や数学の成績がよいと、さらに難しい問題へ進みたくなるかもしれません。しかし、医学部受験では理科2科目も必要です。英数の難問ばかりに時間を使うと、高3になって理科が終わらない状態になってしまいます。

高2で英数理が66前後という相談に対しては、まず理科の前半を優先し、高3になる頃から数Ⅲと理科の後半をしっかり固めていく方針を説明しました。

これは、今の成績と学習の進み具合を踏まえた回答です。英単語・英文法や数学の基礎がまだ抜けている場合まで、そのまま同じ進め方を当てはめるのではなく、必要な基礎を習得しながら全教科を進めます。

高3の夏に理科が未完成、という失敗を避ける

特に避けたいのは、英語や数学の難しい問題に時間を使い、高3の夏になっても理科が十分に終わっていない状態です。

難しい問題集を使っていても、入試で必要な他教科が未完成では、受験全体の準備は進んでいません。一科目の教材を増やす前に、数Ⅲや理科の後半まで含め、全教科の基礎を習得する時間があるかを確認します。

確認する時期確認したい内容
高2後半英数の基礎の状態と、理科前半の進み具合
高3へ進む時期数Ⅲ・理科後半を習得する時間を確保できているか
模試の返却後基礎の抜け、ミス、時間配分を分析できているか

今の偏差値を、次の学習へどうつなげるか

高2の成績を見るときも、偏差値と判定だけで終わらせず、答案の失点を確認します。基礎教材で学んだ内容なのに解けなかったなら、その範囲を繰り返して習得します。

高3へ上がった後も、数字の上下だけで授業や問題集を増やさず、どの分野と解き方を改善すべきかを分析してください。高校2年生の今から、その習慣をつくっておくことが重要です。

科目別の教材と現役生の学習スケジュールは医学部受験の参考書・問題集と学習スケジュール、模試後の分析は模試の活用方法で説明しています。

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高2から医学部を目指すときの重要ポイント

  • 高2の模試偏差値を、高3・高卒生の模試や大学のボーダーとそのまま比較しない
  • 一律に何ポイント引くと考えず、これからの成績の伸びも含めて判断する
  • 高2後半から理科の基礎を進め、高3で数Ⅲ・理科後半の時間を確保する
  • 英語・数学の難問に時間を偏らせ、理科を未完成のまま残さない

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