産業医科大学医学部推薦入試|2022年度合格者の面接・小論文体験
この記事のポイント
この記事は、産業医科大学医学部の2022年度学校推薦型選抜に合格した受験生の体験をもとに、当時の募集要件、面接で聞かれた質問、小論文の形式と対策を整理したものです。募集人員・出願資格・選抜方法は変更されるため、体験談と現在の入試情報を分け、出願年度の募集要項を必ず確認してください。
この記事の情報について
・募集要件と選抜方法は、令和4年度(2022年度)入試当時の情報です
・面接の質問、小論文の形式、受験時の回答は、当時の合格者本人の体験です
・現在の募集人員、出願資格、科目、試験時間は出願年度の募集要項で確認してください
推薦入試の制度は年度ごとに変わる可能性があります。この記事では、変更されやすい募集要件と、合格者本人の面接・小論文体験を分けて掲載します。
体験談は質問への向き合い方と対策の考え方を知る材料とし、現在の制度確認には使わないようにしてください。
2022年度当時の推薦入試情報
合格者が受験した2022年度の学校推薦型選抜では、旧稿に次の募集内容が記録されていました。
・募集人員は全体で25名以内
・現役生または1浪生が対象
・調査書の全体の学習成績の状況が4.3以上
・学校長が専願で推薦し、合格した場合は入学を確約できること
・指定された数学・理科・英語の科目を履修していること
当時は全国をA・B・Cの3ブロックへ分けて募集していました。また、大学入学共通テストを課さず、推薦書、調査書、志望理由書、特別活動記録、小論文、面接を総合して選抜する方式でした。
上記は2022年度の記録です。現在のブロック区分、募集人員、卒業年度、評定、履修科目、共通テストの扱いは、この記事から判断せず、受験年度の大学公式募集要項を確認してください。
産業医科大学の推薦入試を選んだ理由
合格者には、将来産業医になりたいという明確な目標がありました。産業医科大学で医師と産業医を目指せることが、自分に最も合う進路だと考えて志望しました。
当時の推薦入試では共通テストが課されず、面接と小論文を含む選抜だったことも、受験を決めた理由の一つでした。ただし、本人は推薦入試を「簡単な入試」と考えたのではなく、大学の目的と自分の志望理由が合っているかを重視していました。
・なぜ医師を目指すのか
・なぜ臨床医だけでなく産業医を目指すのか
・なぜ産業医科大学で学びたいのか
・卒業後にどのような形で働く人の健康へ貢献したいのか

面接の形式
合格者が受験した2022年度当時は、面接官3人と受験生1人の個人面接でした。面接時間は約30分で、回答時間の制限はなかったと振り返っています。
中央の面接官から志望理由や修学資金について、左右の面接官から知識や受験生自身について質問されました。知識を問う質問では、曖昧に答えるとさらに詳しく聞かれたと感じています。
面接官の人数、面接時間、質問の分担は現在も同じとは限りません。最新の形式は募集要項と直近の受験情報で確認してください。
面接で聞かれた質問と回答
修学資金支援制度について
質問:修学資金支援制度について、知っていることを教えてください。
合格者の回答:当時の大学パンフレットとホームページを読み、修学資金の貸与と、卒業後に定められた期間を産業医等として勤務した場合の返還免除について説明しました。
制度の金額、勤務期間、返還免除の条件は変更される可能性があります。暗記する場合も、必ず受験年度の大学公式資料を使用してください。
志望理由について
質問:産業医科大学を志望した理由を教えてください。
合格者の回答:将来産業医になりたいことと、その目標へ進むために産業医科大学が自分に最も合う進路だと考えたことを伝えました。
医師を目指す理由について
質問:医師を志す理由を教えてください。
合格者の回答:小学生のときに父が心筋梗塞で倒れ、治療した医師へ憧れたことをきっかけとして説明しました。
産業医を目指す理由について
質問:臨床医でも人を救えるのに、なぜ産業医になりたいのですか。
合格者の回答:病気になった人を治療するだけでなく、働く人が病気になることを防ぐ予防医学の立場から医学へ関わりたいと答えました。
知識を問う質問について
放射性廃棄物の処理や、放射線が細胞へ及ぼす影響について質問されました。合格者は知っている範囲を答え、分からない点は「勉強不足で分かりません」と伝えました。
分からない内容を推測で言い切るより、知っていることと分からないことを分けて答える姿勢が参考になります。
その他の質問
・大学へ入って何を頑張りたいか
・一人暮らしをする予定か
・人生で最も悲しかった出来事と、その乗り越え方
・大学で部活動へ入る予定か
・本を読むか
・北九州市を訪れた印象
・高校時代に頑張ったこと
・ノーベル賞について知っていること
・新型コロナウイルスの流行で不利益を感じたこと
・認知症のある人の徘徊をどのように考えるか
・認知症のある人への身体拘束をどのように考えるか
・これまでで最も大きな失敗
・自己アピール
面接の雰囲気と受験生の感想
合格者は、面接官を全体的に優しい印象だったと振り返っています。面接前には緊張や試験の出来について声をかけられ、圧迫面接とは感じませんでした。
受験生自身についての質問では深い追質問が少なかった一方、知識を問う質問では回答をさらに掘り下げられました。そのため、志望理由だけでなく、大学の制度、産業医学、医療に関わる話題を「なぜそう考えるか」まで説明する準備が必要だと感じています。
小論文の形式
合格者が受験した2022年度当時は、大問2問を120分で解く形式でした。
・英語の文章を読んで答える問題
・日本語で書かれた理数系の文章・設問に答える問題
この形式と試験時間が現在も続いていることを確認できるローカル資料はないため、現在の形式としては掲載しません。受験年度の募集要項と過去問を確認してください。
小論文を解いた感想
合格者は、英語の問題を一般選抜より取り組みやすい印象だったと振り返っています。一方、日本語の理数系問題は設問数が多く、時間的に厳しいと感じました。
当時は、アルキメデスの原理に関する物理と数学の融合問題、微積分の基本的な原理を説明する問題などがありました。数学だけでなく、生物や化学の内容が問われる可能性もあると考えていました。
難易度の感想は本人の主観であり、年度によって変わります。過去問を解く際は、難しいかどうかだけでなく、文章から条件を読み取り、根拠を示して説明できるかを確認してください。

合格者が考える対策
合格者は、推薦入試だけに特化した難しい対策を増やしませんでした。過去問で形式を確認し、普段の医学部受験勉強を通じて、英語と理数科目の文章を読み、筋道を立てて考える力を身につけることを重視しました。
1. 大学の目的と産業医の役割を確認する
2. 医師・産業医・大学の志望理由をつなげる
3. 修学資金制度などを最新の公式資料で確認する
4. 面接質問へ結論と理由をセットで答える練習をする
5. 過去問で小論文の形式と時間配分を確認する
6. 英語・数学・理科の基礎学習を継続する
毎年同じ分野が出題されるとは限りません。特定の話題だけを暗記するより、知らない問題でも文章と資料から条件を整理し、自分の考えを説明する練習をしてください。
医学部推薦入試情報まとめ
産業医科大学医学部へ出願するときは、募集人員、出願資格、評定、履修科目、選抜方法、修学資金制度を大学公式の最新資料で確認してください。
産業医科大学医学部推薦入試対策の重要ポイント
- 産業医を志望する理由を、臨床医との違いまで含めて説明する
- 大学の修学資金制度や教育の特徴を、自分の言葉で説明する
- 面接では分からない知識を曖昧に答えず、分からないと明確に伝える
- 英語と理数系の文章を読み、根拠を示して説明する練習をする
- 過去問で出題形式を確認し、推薦入試だけに偏らず基礎学力を身につける
- 2022年度当時の募集要件と形式を現在の入試へそのまま当てはめない
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