【医学部受験】エクセル化学はおすすめ?使い方・レベル・注意点
この記事のポイント
エクセル化学は、学校の授業と合わせて基礎から演習できる教科書傍用問題集です。すでに配布されている場合は基礎問題へ範囲を絞って反復できますが、問題量が多いため全問消化を目標にすると他科目を圧迫します。現在地と残り期間から、必要な問題だけを何も見ずに解ける状態へします。
エクセル化学の特徴
エクセル化学は、学校の授業に合わせて使われる教科書傍用問題集です。知識確認、例題、基本問題、標準・発展問題など、段階別に演習できる構成が特徴です。
学校採用教材は年度や版によって名称・単元・問題区分が変わることがあります。手元の表紙、目次、解答編を確認し、学校で指定された範囲とこの記事の呼び方が一致しない場合は、難易度が最も低い知識確認・基本問題の区分から始めてください。
・教科書の進度に合わせやすい
・単元ごとに基本から段階的に演習できる
・学校ですでに配布されていれば教材を増やさずに済む
・基礎の抜けを分野別に確認できる
医学部受験での位置づけ
医学部の化学で重要なのは、難しい問題を多く解くことではなく、教科書レベルの知識と典型問題を素早く正確に使えることです。エクセル化学を使う場合も、全ページを終えることではなく、基礎問題を習得することを目的にします。
問題量が多い教材は、範囲を絞らずに始めると化学だけで勉強時間を使い切ります。数学・英語・選択理科、国公立では国語・地歴公民・情報まで必要なため、化学だけの最大化ではなく全教科の全体最適で判断してください。

向いている人・注意が必要な人
基礎を習得する使い方
1. 知識確認と基本例題から対象範囲を決める
2. 最初から長時間考えず、解説で正しい解法を確認する
3. 解説を閉じて、式・理由・答えを自力で再現する
4. できなかった問題へ印をつける
5. 翌日、週末、次週に同じ問題を解き直す
1周目は早く全体へ触れ、2周目以降に印をつけた問題を重点的に反復します。ノートへ解説を写すことではなく、問題文を見て必要な知識と手順を何も見ずに出せることが習得です。
理論化学の計算は途中式、無機化学・有機化学の知識は根拠や反応条件まで再現します。答えだけを覚えた状態では、模試で数字や聞き方が変わると解けません。
標準・発展問題へ進む基準
基本問題を1周しただけで標準・発展問題へ進まないでください。基本問題をランダムに出されても、何も見ずに素早く解けることを確認します。
・基本問題の解法を自力で再現できる
・模試で基礎問題の失点が減っている
・未習単元が残っていない
・数学・英語・選択理科の基礎も進んでいる
・入試までに基礎の総復習期間を残せる
条件を満たしても、発展問題をすべて解く必要はありません。志望校、模試の失点、残り期間から必要な範囲だけを選びます。化学の難問より他科目の基礎を復習した方が総合点を伸ばせるなら、そちらが優先です。

卒業生が実際に使った感想
旧記事で紹介した卒業生は、以前は化学の応用問題集へ進んだものの、基礎の抜けが多く成績につながりませんでした。エクセル化学へ戻ると、理解していると思っていた単元にも、解けない基本問題が多いことへ気づきました。
基本問題へ範囲を絞り、同じ問題を複数回反復したことで、化学の基礎が安定しました。この体験からわかるのは、エクセル化学という教材名だけで成績が伸びるのではなく、自分の基礎の抜けを見つけ、解けるまで反復したことが重要だという点です。
現在のおすすめ教材との比較
最新版「勉強法の大原則」では、化学の講義型教材と基礎問題集を中心に、量を絞って反復する方針を示しています。エクセル化学を新たに買うか、手元の教材を使うかは、解説のわかりやすさ、問題量、反復に必要な時間で判断してください。
すでに学校から配布され、解答もあるなら、基本問題へ絞って活用できます。一方、問題量が多く計画に入らない場合は、より薄い教材の方が適しています。現在の推奨教材は医学部合格者が使用した参考書・問題集で確認してください。
エクセル化学を使うときの重要ポイント
- 学校で配布された版と解答・解説の有無を確認する
- 最初は知識確認・基本例題・基本問題へ範囲を絞る
- 解説を読んだことではなく、何も見ずに解けることを習得基準にする
- 難しい発展問題より、基礎問題の反復と未習範囲の解消を優先する
- 化学だけでなく数学・英語・選択理科を含む全教科の配分を守る
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