【決定版】医学部受験の英語勉強法
この記事のポイント
医学部受験の英語は、難しい長文や医学用語から始めるのではなく、英単語・英文法・英文解釈の基礎を自力で再現できるまで習得することが重要です。最新版「勉強法の大原則」に基づき、英語を伸ばす順番と、数学・理科を含む全教科の中での優先順位を整理します。
医学部受験の英語で最初に押さえること
医学部入試だからといって、最初から難解な英文や医療英単語を大量に勉強する必要はありません。まず必要なのは、一般的な英単語・熟語、英文法、基本的な英文構造を入試本番で使える状態にすることです。
「解説を読めばわかる」ではなく、何も見ずに意味・答え・根拠を素早く正確に再現できることを習得の基準にします。
・英単語・熟語を見て意味を即答できる
・英文法・語法の問題で答えと根拠を説明できる
・英文の主語・動詞・修飾関係を捉えられる
・同じ英文を繰り返し読み、正確さと速度を上げる
長文読解が苦手なときも、初見長文の演習量だけを増やす前に、語彙・文法・英文解釈のどこに抜けがあるかを確認してください。土台が未完成なら、長文問題集より基礎教材へ戻る方が得点につながります。
英語と全教科の優先順位を決める
医学部受験では、英語だけでなく数学と理科2科目も必要です。国公立医学部では国語・社会・情報も加わります。英語の勉強時間を決めるときは、他教科の未習分野や復習時間まで一緒に確認します。
英語が得意な人
英語がすでに必要な水準へ達しているなら、維持に必要な学習量へ抑え、数学や理科など習得が遅れている科目へ時間を回します。英語をさらに伸ばすことより、全教科の穴を減らす方が医学部合格に近づく場合があります。
英語が苦手な人
英語を放置せず、英単語と英文法から早めに立て直します。ただし、英語だけに時間を集中させて数学や理科が間に合わなくなる進め方も避けてください。
英語の追加教材を始める前に、その時間で後回しになる科目と復習を確認しましょう。
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英語の成績を伸ばす4つの原則
最新版「勉強法の大原則」の4項目は、英語学習にもそのまま当てはまります。
単語・文法・英文の意味や構造を、自力で再現できる状態にする
② 理解することに時間を使いすぎない
1か所に止まり続けず、理解できる範囲の暗記・習得を先に進める
③ 「確度」と「コスパ」で判断する
その勉強が本当に得点につながるか、時間あたりの効果が高いかを確認する
④ 全教科のバランスと優先順位を守る
英語だけを最大化せず、数学・理科を含む合計点を伸ばす
授業を聞く、解説を読む、音声を聞くことは、理解を助ける手段です。それだけで終わらず、教材を閉じて自力で答えるアウトプットまで行います。
医学部英語を勉強する順番
1. 英単語・熟語と基本英文の暗記
2. 英文法・語法の習得
3. 英文解釈で文構造を正確に取る練習
4. 同じ英文の反復で正確さと速度を上げる
5. 長文問題で時間配分と設問処理を練習
6. 志望校で必要な英作文・リスニングを追加
すべてを同じ日に始める必要はありません。英単語と英文法を先に進め、基本的な語彙と文法が身についてから英文解釈へ進みます。長文問題は、1文を正確に読めることが前提です。
各段階で新しい教材を増やすより、役割ごとに教材を絞り、できなかった箇所を中心に何度も繰り返します。
英単語・英文の暗記
英単語・熟語は、英文を読む、書く、聞くための土台です。教材を眺めるだけでなく、英単語を見て意味を答える、日本語から英文を再現するなど、何も見ずに答える練習を行います。
最新版資料で基本教材として挙げているのはDUO 3.0です。例文の中で単語・熟語・表現をまとめて覚えます。最初からすべてを丁寧に書き写すのではなく、短い範囲を進めて繰り返し、覚えていない箇所へ重点を移します。
・単語や熟語の意味をすぐ答えられるか
・例文の意味を正確に説明できるか
・日本語から重要表現を含む英文を再現できるか
・数日後にも同じ内容を答えられるか
英文法・語法の習得
英文法は、文法問題だけでなく、英文の構造を正確に理解するためにも必要です。文型、動詞の使い方、修飾関係などの基本を確認してから、問題形式で答えと根拠を再現します。
最新版資料で基本教材として挙げているのはNext Stageです。問題を見て答えを選ぶだけでなく、なぜその答えになるかを説明できる状態を目標にします。
解説を読んでも理解できない問題に長時間止まり続けるより、印をつけて先へ進み、すでに理解できている問題の暗記・習得を増やします。基礎が増えた後に戻ると、最初にわからなかった問題を理解できる場合があります。
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英文解釈から長文読解へ進む
STEP1:英文を正確に読む
単語と文法の基礎を進めたら、英文の主語・動詞・目的語・修飾関係を確認し、文構造に沿って意味を取る練習へ進みます。基本教材は基礎英文問題精講です。
解説を読んで終わるのではなく、英文だけを見て文の骨格と意味を自分で説明します。同じ英文を繰り返し、構造を意識しなくても正確に読める状態へ近づけます。
STEP2:同じ英文を速く読む
正確に読める英文を繰り返し、意味のまとまりごとに前から理解する練習を行います。基本教材は速読英単語 必修編です。初見英文の数を増やす前に、学習した英文をすらすら読めるかを確認してください。
STEP3:長文問題で試験の解き方を練習する
単語・文法・英文解釈を習得し、英文を正確に読めるようになってから長文問題へ進みます。長文演習では、初見問題の理解だけでなく、時間配分、設問を読む順番、根拠の確認、飛ばす問題の判断も練習します。
長文で失点したときは、「長文が苦手」で終わらせず、語彙不足、文法の抜け、文構造の取り違え、時間配分、設問の読み違いに分けて分析し、必要な基礎教材へ戻ります。
英作文・リスニング・医療英単語の対策
英作文
英作文は、英単語・英文法・基本英文の暗記が土台です。志望校で英作文が出題される場合は、基礎を習得した後、必要な形式に合わせて演習を追加します。
最初から難しい自由英作文へ進まず、基本表現を正確に再現できるかを確認してください。教材を追加する場合は、その時間で数学・理科や英語の基礎復習が減らないかも確認します。
リスニング
リスニングも、単語と英文を理解できることが前提です。学習済みの英文と音声を使い、英文を見ずに意味を取る、音声に続いて発音する、聞き取れなかった箇所を英文で確認する練習を行います。
共通テストや志望校で必要なら、基礎教材の音声学習に加えて、本番形式の問題で時間配分と解答手順を確認します。
医療英単語
医療を扱う長文が出題されることはありますが、一般的な英単語・熟語・文法の習得を先に進めます。医療英単語は、基礎が完成し、志望校の出題や過去問から必要性が確認できた場合に追加してください。
英語の勉強で避けたい失敗
教材の難易度や冊数ではなく、入試本番で使える知識と解き方が増えたかで進捗を判断します。新しい教材を始める前に、今の教材を何も見ずに再現できるか確認してください。
英語教材の現行版、目的別の選び方、追加教材の判断は、医学部合格のための英語おすすめ参考書にまとめています。
医学部受験の英語勉強法まとめ
医学部受験の英語は、英単語・英文法・英文解釈を順に習得し、同じ英文の反復を通じて正確さと速度を上げます。その後、長文問題で試験の解き方を練習し、志望校で必要な場合だけ英作文・リスニング・医療英単語を追加します。
英語を勉強する目的は、英語だけを極めることではなく、数学・理科を含む全教科の合計点で医学部合格へ近づくことです。基礎教材を絞って自力で再現できるまで反復し、全教科の未完成分野を見ながら優先順位を調整してください。
医学部受験の英語勉強法で重要なポイント
- 英単語・英文法・英文解釈の基礎を先に習得する
- 教材を増やさず、答えや根拠を何も見ずに再現できるまで反復する
- 精読から速読へ進み、基礎完成後に長文演習を追加する
- 英作文・リスニング・医療英単語は、志望校の必要性と基礎の習得度を確認してから対策する
- 英語が必要な水準へ達したら、数学・理科など未完成科目へ時間を回す
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