数学で「元気が出る数学」を3〜4周し、「1対1対応の演習」へ進みましたが、試験で得点できません。しばらく復習していなかったベクトルも取りきれませんでした。本番まで何を優先すべきですか?
回答
今回の「1対1対応の演習」は、完全に上滑りになっています。いったん中止し、基礎問題集の暗記・習得と復習に戻ってください。「元気が出る数学」を3〜4周してから難しい問題集へ進めば成績が伸びる、という考え方ではうまくいきません。
「勉強法の大原則」でも、1対1対応の演習は「成績が下がって大失敗した参考書」の例に挙げています。応用問題に時間を使い、基礎の復習が途切れると、以前覚えていた内容まで抜けてしまいます。さらに数学に時間を奪われ、英語・理科の基礎を習得する時間も失います。今回、しばらく触れていなかったベクトルを取りきれなかったことも、まず基礎の抜けとして対処すべきです。
エースアカデミーでは、数学は「基礎問題精講」と「合格る計算」の徹底を推奨しています。基礎問題集の習得で偏差値70以上に到達した生徒様も多く、1対1対応の演習へ進む必要はありません。難しい教材を増やすことより、全教科の基礎を本番で確実に得点できる状態にすることが重要です。
また、3〜4周したことと、習得できていることは別です。習得とは、答え・解説を隠し、解法と計算過程を自力で、正確に素早く再現できる状態です。解説を見ればわかる、以前は解けた、という段階では本番の得点につながりません。
本番までは、次の順で取り組んでください。
1. 「基礎問題精講」と「合格る計算」で、ベクトルを含む全分野の基礎を繰り返し復習する。以前できた分野も、忘れたり曖昧になっていないか、答えを隠して確認する。 2. すでに4周以上した内容で失点している場合は、ただ周回数を増やすだけでなく、アウトプットの基準と方法を改善する。解法・計算過程まで何も見ずに、正確に素早く再現する。 3. 模試の失点を、基礎の習得不足と、時間配分・検算・確認など試験の解き方の問題に分ける。自宅で解き直しても解けない問題は、時間不足だけが原因とは考えない。 4. 数学だけに時間を使わず、英語・理科も含め、復習していれば得点できた基礎から優先する。難問や過去問演習を増やして基礎の復習時間を失わない。
エースアカデミーでは、塾長が全教科の課題を毎週作成します。通塾・Zoomコースでは、模試分析の添削と面談で、どの基礎が抜けているか、アウトプットの方法に問題がないか、復習の優先順位と試験の解き方を具体的に指導します。